2011/12/27
  • 理科(生物)
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海の観察ガイド(神奈川県小網代荒井浜編) part 3: 磯の知識と観察の実践編

東京大学海洋教育促進研究センター(日本財団)では、海辺で観察を行うための様々な知識を地域ごとに解説する「海の観察ガイド」を作成しています。このたび、東京大学三崎臨海実験所の協力を得て作成した「神奈川県小網代荒井浜編」を公開する運びとなりました。ここでは、35ページにわたるガイドブックを内容ごとに分割し、その紹介と解説を行います。

part 3 (P12~P18) は、磯についての知識と実際の観察の仕方についての解説です。

p12では、磯観察を行う上で知っておかなければならない、潮の満ち引きについて解説しています。荒井浜の面する相模湾を始めとした日本の太平洋側では、日時によって海面の高さが大きく違ってきます。磯観察では海面の低いときに最も多くの生物が見られますので、このページを参考に観察に最適な日時を検討してみてください。

p13~15では、磯の環境とそこに住む生物の解説をしています。一口に「磯」と言っても、その中には、潮が満ちてもほとんど水のかからない場所や、潮が引いても水たまりのように海水が残る場所など、様々な環境があり、それぞれの環境に適応した様々な生物が住んでいます。このことを念頭に置き、実際の観察の流れと観察できる生物について解説しているのがP16~18です。これらのページで示した生物は荒井浜で見られる生物のごく一部に過ぎませんが、石の表と裏など、ちょっとした環境の違いで住んでいる生物も違うことがわかるかと思います。このことは、環境が少し変わるだけで生きていけなくなる生物がいることも意味しています。ここまでのページを参考に、できるだけ磯の環境を変えることなく生物を観察するよう心がけましょう。

東京大学三崎臨海実験所