2012/11/14
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ボラは出世魚です

成長するにつれて呼び名が変わる魚を「出世魚」と呼びます。
江戸時代までは、武士や学者などは成人(元服)や出世によって名前を変える習慣がありました。
出世魚は、このような習慣になぞらえたものです。
そして、出世魚は縁起がよい魚として、祝いの席などで好んで使われました。

地域によってその呼び名が変わる場合もあります。
また、区別は大きさや外見の違い、生息域や生態の変化などによります。
学術名や標準和名もありますが、商品としてこの出世魚としての名前が使用されることがあります。

名前を変える習慣、商品としての名称。
どちらも、日本人の生活と魚に深い関わりがあったことを教えてくれます。

ボラの「出世」例です。
東 – オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド
関西 – ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド
高知 – イキナゴ→コボラ→イナ→ボラ→オオボラ
東北 – コツブラ→ツボ→ミョウゲチ→ボラ

他にも、ブリ、スズキ、マイワシなども出世魚です。