2012/11/16
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漁網の素材と変化

漁網 読み方:ぎょもう

漁師さんは漁網を使って、様々な魚、エビやカニを捕まえます。
捕獲しようとしている生物の性質や地形など、さまざまな条件で網のはり方は変わります。
網を海にうまく下ろすことも大切ですが、網を海からあげるときや上げたあとも大切です。

参照:漁網のページ

網の材料となる繊維には、天然繊維と合成繊維があります。
伝統的には、麻糸や木綿糸などの天然素材が使われてきました。(合成繊維にもいろいろあります。)
天然素材の場合、漁のあとのメンテナンスが大変です。
もちろん、魚が暴れれば切れますし、海水に浸かることで傷みやすくもなります。
海中で有機物が付着すると腐りやすくもなりますから、防腐処理も必要です。

昭和30年ごろまでは、天然素材が主流でした。
ですが、合成繊維(化学繊維網、化繊網)が出てくると一斉に、天然繊維から化繊網に転換していきます。
合成繊維は、天然繊維と比べると、強度があり、防腐も含めて加工しやすいことからメンテナンスが楽になること、そして安価だったからです。
こうした繊維の移り変わりは、私たちの衣類と時期が重なっています。
また、環境保全の観点から、合成繊維も発展し、「生分解繊維」というものの開発が進んでいます。

写真は、ボラの大漁記念記録です。
昭和34年(1959年)のもので、この記録の中に「化せん網」に切り替えたことが書かれています。
漁網の素材と変化