2013/08/23
  • 理科(生物)
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日本の水産業~水産物の自給について考える~

 国内消費量の大部分を輸入に頼るえびを例に、日本の水産業の特徴や、食料の供給を国外に頼ることの長所や短所などについて考察することが出来ます。
 えびは日本人にとって馴染みの深い食品です。県の魚をえびとしている所がある(熊本県と愛知県のくるまえび、ならびに三重県のいせえび)ことからも分かるように、養殖が盛んな地域や、特産品となる種類の水揚げが多い地域などがあります。えびの生産(漁獲・養殖)が多い地域とそこでの生産量について、統計をもとに調べてみましょう。
 日本のえび消費量は世界でも上位に入ります。年間の消費量は90年代では30万トン弱、近年は約20万トンです。上の項目で調べた国内での生産量との間には大きな差があり、大部分を輸入に頼っていることが分かります。輸入量や輸入元の国について調べてみましょう。輸入えびの大部分は東南アジアの国々で養殖されたくるまえび科のえびになりますが、養殖形態の特徴や問題点を挙げてみましょう。
 国内で漁獲されるえびはどちらかというと高級食材として扱われます。一方、輸入されたえびはスーパーや小売店で冷蔵や冷凍で、さらには調理済み加工食品として一年を通して販売されていることが多いです。近年は加工食品の輸入の割合が増加しています。このことから日本の消費者の生活や嗜好がどのように変化しているのかについても考察してみましょう。

日本の水産業~水産物の自給について考える~図版出展:日本貿易振興機構のHP 貿易統計データベース、農林水産省のHP 統計情報