2013/10/25
  • 理科(生物)
  • 学習素材

海で泳ぐ・海に親しむ

○海で泳ぐ・海に親しむ

1.長い距離や時間など自分で目標を設定して、海で泳ぐのに適した泳法を身につけること。
・泳法としては、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4泳法がある。現在、競技での泳法はこの4つである。以前は、日本では「抜き手」などの古式泳法があり、16世紀のヨーロッパには平泳ぎに似た泳法があったという。
・海で泳ぐ際、クロールは他の泳法と比べても速く泳ぐことができ、少ない力で高い推進力を得ることができる。海では、潮の流れなどもありまっすぐに泳ぐことは難しいため、ヘッドアップクロールという前方確認と呼吸を組み合わせた方法と、普通のクロールを混ぜて泳ぎ、何ストロークかに1回のペースでヘッドアップクロールを行うという方法がある。遠くにある目標物を見定めながら泳ぐ場合や、すぐ近くに障害物がある場合などに適している。
・平泳ぎは前で顔をあげて呼吸するので、海で泳ぐ際は、方向の確認や周囲の状況確認、また息が上がってしまった時などに効果的な泳法である。
・クロールや平泳ぎで疲労した場合には、背泳ぎは体をリラックスさせる方法として適している。時にはバタフライなど、水深1m以下の浅瀬ではクロールより速く泳ぐこともできる。

2.海で泳ぐ際の注意点
海で泳ぐ・海に親しむ・触れてはいけない危険な生物や毒をもつ生物についてあらかじめ調べておく。
・応急手当ての方法を身につけておく。
・前日は十分に睡眠をとり、体調が悪い場合には無理をしないこと。
・準備運動を行い、必ず二人以上で行動すること。一人で勝手に行動しないこと。
・立ち入り禁止の場所には行かないこと。遊泳禁止の場合や、天候の悪化が予想される場合には泳がないこと。
・日焼けや、岩場などでの擦り傷、クラゲやサンゴなどの触手やウニなどのトゲなどから身を守るため、保護スーツ(ウエットスーツやラッシュガード)とマリンブーツなどを着用することが望ましい。
・潮の流れや深みに注意すること。潮の流れの方向や速さは、地形や風向・風速、潮の干満によって異なってくる。また水深や場所により水温も異なる。
・離岸流のように、岸から沖へと向かう強い流れに巻き込まれた時には、離岸流の幅は10~30mほどのため、岸と平行に泳ぎ、落ち着いて流れから抜け出すようにする。離岸流の速度は秒速2m以上にもなり、流れに逆らって泳ごうとしても、泳ぎが得意な人でも溺れてしまうおそれがある。離岸流は茨城県の砂浜海岸のように遠浅で勾配が緩やかであり、海岸線が長い場所で発生しやすい。

3.近くの海で実際に泳ぎ、自然の中で泳ぐことの楽しさや喜びを実感すること。普段見ることのできない魚の泳ぐ姿や海の生物を観察することで新たな発見が得られることがある。

4.ビーチフラッグやビーチバレー・ビーチサッカーなど海辺での遊びも含め海にかかわること。

5.着衣泳法やライフセービングなど、実際の事故を想定した救助法を身につけること。
・沖から戻れなくなったり、溺れている人を発見したりした時は、片手を大きく振る。大声を出すなどで助けを求める。
・溺れている人の救助法
大声で回りの人の協力を求め、二重事故を防ぐため、救助する側は泳がずに救助することを原則とする。救命胴衣やリングブイなどを溺れている人の後方に投げて渡すことがのぞましい。その際、ロープのはしを結び、足で踏んでロープを外さないようにする。
もしリングブイなどが無ければ、何人かでしっかりと手をつないで手を差し出す、空のペットボトルや服・タオルなどを使ってヒモ状にしばるなど、身近にあるものを投げ入れ、溺れている人に浮力を確保させること。