2012/07/10
  • 国語
  • 授業案

意図を読む ~’海の中の声’を読んで~(5時間) ー『グランドデザイン』より

1 単元のねらい

 海洋について書かれた物語「海の中の声(水口博也)」を読み,筆者の意図について豊かに考えることを通して,海洋についての書籍を広く読書しようとする態度を養うことができるようにする。

2 単元の指導計画

学習活動

[外部連携(参考)]

1

○作品及び単元を貫く課題と出会い,単元の見通しをもつ。

・単元を貫く課題を確認する。

・新出漢字の学習をする。

・全文を通読し,意味の分からない言葉をノートに書き出す。

・第1次感想を書く。

・私は文章の読み取りが苦手だ。作品の主題や筆者の意図がはっきりと分からないことがある。この単元で読み取る力を付けよう。

※招聘された水族館のイルカ飼育員の方は,イルカの生態の不思議や知能の高さを写真やビデオを使って紹介し,生徒たちがイルカに興味がもてるよう話をする。ただし,イルカの声によるコミュニケーションについては敢えて触れない。

2

○第1次感想を交流し,作品の全体像をとらえる。

・第1次感想を交流する。

・全文を通読し,事実と意見の書き分けに注意して一人一人で作品の要旨を200字程度に書きまとめる。

・書きまとめたことを全体の場で交流する。

本時 筆者の伝えたかったことを交流しながら,自分の読み取りを見直し,新たに分かったことをノートに書きまとめる。

・筆者の伝えたかったことをノートに書きまとめる。

・それぞれが読み取ったことを全体で交流する。

・私のとらえた筆者の意図とAさんの発言した筆者の意図は少し違っていた。でも,なるほどそうもとらえられるのかと感心した。水口さんの作品はおもしろいな。もっと読んでみたい。

※イルカやクジラの声を録音したCDBGMで流す。

2

○筆者の他の作品を読み,作品の魅力を200字程度の鑑賞文に書きまとめる。

・作品の概要及び筆者の意図を明確にした上で作品の魅力や,魅力と感じた根拠を書く。

・ペアで互いの推敲をする。

・作品の紹介をし合う。

・私の読んだ本以外でも読んでみたい本がたくさんあった。イルカやクジラは奥が深いな。もっと海にかかわる本もたくさん読んでみたいな。

※筆者のwebサイトURL
http://home.j04.itscom.net/orca/
 

 

※イルカと海の旅,イルカ・ウォッチングガイドブック,バハマイルカと光の迷宮,オルカをめぐる冒険 等(筆者の作品)

 

本単元を構成する海洋教育カリキュラムの内容

1 C文化・芸術 (3) 海に関する文章を読むこと

海洋について書かれた文章を読み,読む能力を高めることができるようにする。

ア 文脈の中における語句の意味を的確にとらえ,理解すること。

イ 海洋について書かれた物語を場面の展開や登場人物などの描写に注意して読み,作品の主題について豊かに考えることができるようにすること。

ウ 海洋について書かれた随筆を読み,文章の中心的な部分と付加的な部分,事実と意見などとを読み分け,目的や必要に応じて要約したり要旨をとらえたりして,筆者の意図を読み取ること。

エ 文章に表れているものの見方や考え方をとらえ,自分のものの見方や考え方を広くすること。

オ 本や文章などから必要な情報を集めるための方法を身に付け,目的に応じて必要な情報を読み取ること。