2012/11/15
  • 社会科
  • 授業案

「森や川から海を考える」(26時間)ー『グランドデザイン』より

1 単元のねらい
 自分たちの生活は,森林や川などから海とつながっていることを理解し,よりよい地域環境を考え,持続可能な社会の実現を目指す働きかけができるようにする。
2 単元の指導計画

学習活動

[外部連携(参考)]

4

○地域の川についてのイメージをウェブマップにまとめ,川に入って何がしたいのかを考える。

・きれい,水がにごっていて汚い,昔魚獲りなどをして遊んだことがある。

・生物採集,水質調査,周囲の環境調査などをしたい。

※地域の人が,昔の川の様子や生活とのつながりなどを話す。

6

○地域の川に出かける

・実際に川に入って,実態をつかむ。

・ハゼ,オイカワ,モロコ,ヨシノボリなど様々な生物が生息していることを知る。

・人によって捨てられたゴミがあることを知る。

※建設省地方整備局河川局,川の漁業組合,環境レンジャー,地域の淡水魚採集が趣味の人などの専門家が,絶滅危惧種など,近年の環境の変化によって魚の数や種類が変化してきたことを話す。

8

○地域の川と海とのつながりを調べる。

・宮城県や岩手県で実施されている「森は海の恋人植樹祭」の取組の意義を考える。

・地域の川が関係している他流域の川の特色や海との関係を文献,インターネット,博物館などを利用して調べる。 

・地域の川が山地や平野,湾など様々な地域につながっていて,それぞれ異なった意味や役割をなしていることに気付く。

※「森は海の恋人植樹祭」に携わった人が,その意義や効果などの情報提供をする。※海洋研究,自然環境,博物館学芸員,漁師など,それぞれの立場から水環境への実態や思いを話す。

NPOのサイト,サケなど遡上するサカナ関連,書籍「森は海の恋人植樹祭」,国交省の研究会,京都大学フィールド科学教育研究センター

4

○調べたことを基に伝えたいことを分析・整理する。

 

8

○ 「おらが川はおらが海!パネルディスカッション」を開く

・海やそれぞれの流域地域のつながりや環境を守るために自分たちができることを伝え合う。

・蛍,メダカがいた川を取り戻したい。

・家庭から出る生活排水を最小限に止めるよう働きかけたい。

・学年プロジェクトを決め,地域の川を守る活動に取り組む。

※今までの追究過程で携わった環境保全にかかわる人たち,さらには保護者,地域の人などが,コメンテーターや参加者として意見を述べたり,生徒たちの考えを評価したりする。

※市民ホールなどの会場を提供する。

本単元を構成する海洋教育カリキュラムの内容

2H環境・循環 (1) 森川海

自分たちの生活は,森林や川などを通して海とつながっていることを理解し,よりよい地域環境を考え,持続可能な社会の実現を目指す働きかけができるようにする。

ア 森林に浸み込む雨水や川の水は,やがて海にたどり着くことなど,身近な環境が海とつながっていることを理解すること

イ 岩手県の「海は森の恋人植樹祭」や各種団体,NPO法人の海洋保全への取り組みなどから,海と地域環境のつながりにおいて,多面的・多角的に思考し課題意識をもつこと。

ウ 問題解決や探究活動の過程においては,文献やインターネット,博物館などを活用したり,直接人に聞いたりして課題を探究すること。さらには,実際に地域の森や川,海などに足を運び,実地調査,観察などの体験的な学習や他者との共同的な学習を取り入れること。

エ 個人,グループなどで探究したことを基に,学校,学年の実態に合わせ交流会を開き,それぞれの考えを伝え合うこと。さらには,交流会において実際に持続可能な社会の実現,地球環境の向上を目指す働きかけが決議された場合,行動に移すこと。