2013/10/15
  • 理科(化学)
  • 授業案

自然災害と海洋ー『グランドデザイン』より

1.本単元を扱う教科・科目:

海洋科学(学校設定科目「海洋科学基礎」)

 

2.単元の目標・ねらい:

自然災害と海洋環境の保全の基礎について理解し,意欲的にそれらを探究し,災害を防ごうとする態度を育てる。

 

3.学習指導要領における該当箇所:

高等学校学習指導要領に「防災」についての単元はあるが「津波」についての単元がない,そこで学校設定教科「海洋科学」で取り扱う。高等学校学習指導要領「理科」において,「津波」を扱う可能性のある該当箇所を挙げる。

5 節 理科

1 科学と人間生活

2 内容

(2) 人間生活の中の科学

エ 宇宙や地球の科学 ()身近な自然観察と自然災害

8 地学基礎

2 内容

(2) 変動する地球

エ 地球の環境

 

4.本単元の中心となる教材:

自然災害と海洋は密接にかかわりがある。ここでは異常気象と津波について扱い,防災意識を高める。異常気象では集中豪雨,干ばつや冷夏などを扱う。原因のひとつには海水温の異常があり,地球温暖化やエルニーニョ現象・ダイポールモード現象などを起こすメカニズムと観測方法,世界各地域に与える気候や災害などの影響について学習する。

津波では地震と発生のメカニズム,伝搬速度,地形による増幅,近年日本・世界の災害状況,避難方法を取り扱い,防災意識を高める。

その他,自然災害として台風,高潮についても取り扱う。

 

5本単元ではぐくみたいコンピテンシー(能力・態度)

海に関して適切な情報を収集し,総合的に判断する能力[情報収集・判断]

海の諸問題にかかわる関係者間の調整を試みながら問題を解決する能力[問題解決]

海の諸問題に関して自ら責任ある行動を起こす積極的な態度[主体]

未来を見据え変わりゆく社会に対応できるよう海に関する知識や技能を継続的に学習する態度[継続]

 

6本単元で扱う内容領域(知識・技能)

A.生活・健康・安全;津波・高潮

E.地球・海洋;エルニーニョ,ダイポールモード,台風,波浪

H.環境・循環;地球温暖化,気候変動,海面上昇,海水温上昇

 

7.本単元の留意点(本単元の学習過程の特徴・他教科との関連・外部連携と学習活動の発展など):

自然災害と海洋について学び,防災意識を高める。異常気象と津波の原因,発生過程,観測方法,災害状況,自分の身を守るための方法や防災対策などを取り扱う。

異常気象と津波の原因,発生過程,観測方法はその具体的な事例として過去の災害状況をスライドやプロジェクターなど視聴覚機器を用いてイメージ化しやすくするとともに理解を深める。

また,防災意識を高めるために,近年の日本と世界の災害状況や自分が住んでいる地域の防災対策をインターネットや書籍などで調べる。

「科学と人間生活」において防災の知識について知ることができる。「地学基礎」において自然環境の理解,その恩恵や災害など自然環境と人間生活とのかかわりについて知ることができる。「地学」において海水の運動や循環で潮汐や波浪について知ることができる。

海洋研究開発機構:http://www.jamstec.go.jp /j/

気象庁:http://www.jma.go.jp/