2013/10/15
  • 保健体育
  • 授業案

海洋性スポーツと生涯学習ー『グランドデザイン』より

1.本単元を扱う教科・科目:

水産科(学校設定科目「マリンスポーツ」)

 

2.単元の目標・ねらい:

海洋性スポーツのうちシーカヤックに関する基礎的な知識と技術を習得させるとともに生涯にわたる豊かなスポーツライフの基礎や社会貢献する態度を育てる。

 

3.学習指導要領における該当箇所:

学校設定科目だが,高等学校学習指導要領(2009(平成21)年3 月告示)では以下が該当。

4 節 水産

22 マリンスポーツ

2 内容

(4) 海洋レジャー ア 海上でのルールと自然現象,ウ カヌー・カヤック

3 内容の取り扱い

(1) ア 指導に当たっては,安全指導や安全管理,水中や沿岸等の環境保全などに十分配慮するとともに,実験・実習を通して,マリンスポーツの安全で効果的な実施について理解させること。

(2) エ 海洋気象及び基本的なルールやマナーについて扱うこと。

6 節 保健体育

1 体育

2 内容

H 体育理論 (3) 豊かなスポーツライフの設計の仕方について理解できるようにする。

3 内容の取り扱い

(4) 自然との活動の深いスキー,スケートや水辺活動などの指導については,地域や学校の実態

に応じて積極的に行うことに留意するものとする。

2 保健

2 内容 (1) 現代社会 オ 応急手当

 

4.本単元の中心となる教材:

海洋性スポーツのうちシーカヤックを取り扱う。シーカヤックはシンプルな構造であり,初心者にも取り組みやすい。さらに海上に漕ぎ出す充実感や爽快感をもたせたい。海洋で行うスポーツでは海洋気象及び基本的なルールやマナーを知ることが必要であり,またシーカヤックの構造などの知識,漕法技術を身に付け,安全意識を高める。また豊かなスポーツライフを設計し,生涯にわたってスポーツを継続するために,運動機会や活動の場をもつことが必要になる。ここではNPO 指導団体や施設なども扱い,NPO 指導団体と協力して指導を行う。

 

5本単元ではぐくみたいコンピテンシー(能力・態度)

海に関して適切な情報を収集し,総合的に判断する能力[情報収集・判断]

海の諸場面で円滑なコミュニケーションを行うために他者を理解し自己を表現する能力[対話]

海の恵みを持続的に利用できる能力[持続的利用]

海に親しみ大切にする態度[感動]

未来を見据え変わりゆく社会に対応できるよう海に関する知識や技能を継続的に学習する態度[継続]

 

6本単元で扱う内容領域(知識・技能)

A.生活・健康・安全;118 通報,海難救助

B.観光・レジャー・スポーツ;ヨット,シーカヤック

J.経済・産業;マリンレジャー産業

 

7.本単元の留意点(本単元の学習過程の特徴・他教科との関連・外部連携と学習活動の発展など):

本単元では,シーカヤックを通して海上活動での安全,生涯にわたる豊かなスポーツライフの基礎について学ぶ。特に留意しなければならないのは事故がないよう,海上学習中の安全性を確保することである。安全性の確保には安全指導として,前単元で海洋気象,救急法やセルフレスキューを身に付けさせることや,海上学習前の健康管理,服装などの準備,などがある。安全管理として,気象状況を把握し,強風など悪天候が予想される場合の中止決定,救助船による伴走・監視,学校や海上保安部など関係機関との通信方法確保,傷害時の病院搬送先確保などがある。

生涯にわたる豊かなスポーツライフについて学ぶため外部講師としてNPO 指導団体と協力して指導を行う。

外部講師には,学習のねらい,指導計画,安全性の確保を十分に理解してもらった上で指導に臨みたい。

科目「体育」で豊かなスポーツライフの設計,科目「保健」で応急手当について取り扱うため,学習者はその基本的な知識は理解している。それを踏まえて学習活動を展開したい。

海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/

気象庁 http://www.jma.go.jp/

(社)日本カヌー連盟 http://www.canoe.or.jp/