2013/10/15
  • 社会科
  • 授業案

人間活動と海洋汚染ー『グランドデザイン』より

1.本単元を扱う教科・科目:

現代社会

 

2.単元の目標・ねらい:

地球環境の問題の中から海洋汚染と人間とのかかわりを追究することを通して,海洋汚染の現状と私たち人間の暮らしとのかかわりを知り,その改善策を考えるとともに豊かな海洋環境を守り続けようとする。

 

3.学習指導要領における該当箇所:

3 節 公民

1 現代社会

2 内容

(3) 共に生きる社会を目指して

持続可能な社会の形成に参画するという観点から課題を探究する活動を通して,現代社会に対する理解を深めさせるとともに,現代に生きる人間としての在り方生き方について考察を深めさせる。

 

4.本単元の中心となる教材:

海洋汚染は, (1) 地球温暖化,(2)オゾン層の破壊,(3)熱帯林の減少,(4)開発途上国の公害,(5)酸性雨,(6)砂漠化,(7)生物多様性の減少,(8)海洋汚染,(9)有害廃棄物の越境移動の9 つの環境問題の一つとして認識されている。海洋汚染の原因は,社会経済活動と密接に関わりをもち,その影響も広範囲,長期間にわたる場合が多くあるばかりでなく,その他の地球環境問題との関連性も高い。汚染の現状について把握し,海洋汚染と人間活動との相互関連性を理解し,国内外の海洋保全のための取組や対策などの現状を認識し,個人及び社会として取り組むべき課題を考える。

 

5本単元ではぐくみたいコンピテンシー(能力・態度)

海に関して適切な情報を収集し,総合的に判断する能力[情報収集・判断]

海を介した時空間的なつながりを尊重する態度[関係]

海の諸場面で円滑なコミュニケーションを行うために他者を理解し自己を表現する能力[対話]

海の諸問題にかかわる関係者間の調整を試みながら問題を解決する能力[問題解決]

海の諸問題に関して自ら責任ある行動を起こす積極的な態度[主体]

未来を見据え変わりゆく社会に対応できるよう海に関する知識や技能を継続的に学習する態度[継続]

 

6本単元で扱う内容領域(知識・技能)

E.地球・海洋;深層大循環

H.環境;ごみ,油流出事故,生活排水,富栄養化

I.資源・エネルギー; 海底油田,鉱物資源

J.経済・産業;海運業,クルーズ産業,マリンレジャー産業

L.国際;国連海洋法条約,海域管理,アジェンダ21,国際海事機関

 

7.本単元の留意点(本単元の学習過程の特徴・他教科との関連・外部連携と学習活動の発展など):

本単元では,海洋汚染というテーマを通じ,地球環境問題の相互関連性,人間活動と自然環境とのつながり

を学ぶ。そのため,問題の現状,原因と結果,及び影響,改善策について,時事問題,日常性格との結び付

きなど,具体的な事例を用い,自らの生活と海洋汚染についての関連性を理解し,問題解決に向けた具体的

な行動を促す。ビデオ教材や画像を用いることでより鮮明な印象を与えるとともに,グループワークを通じ,

他者との関わりの中で,問題を解決するための能力の育成も目指す。

また,海洋汚染物質については,化学の講義において,詳細情報を得ることができる,国内外の取組につい

ては政治経済で学習できる,生物多様性への影響については生物で理解できる,等,その他の教科・科目と

本単元の関連を意識して指導することで,海洋汚染問題の全体像を把握するように学習活動を展開したい。

海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律: http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO136.html

法律の設立経緯:http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/ocean_policy/sosei_ocean_tk_000004.html

かながわ海岸美化財団 (http://bikazaidan.main.jp/

など,地域でのビーチクリーンアップなどの取組も紹介する。