ニュース

2011/08/07
  • イベント

沖縄の浅い海から深く学ぶ~かーみーじーの海~

2011年8月1日
報告者:河野麻沙美

連携大学である琉球大学の特命研究員鹿谷さんにご指導いただき、沖縄本土の海の観察会に参加しました。

市内小学校の校内研修に混ぜてもらったのです。沖縄の海の磯観察ですから、場所は「イノー」です。
工事で土砂が流入してくる珊瑚で囲まれた遠浅の海での観察です。
教員を対象にしたイノーのフィールドワークは、「楽しい観察」に終わらない深い実践でした。
海での生き物や海岸での観察を通して、地元(沖縄の)の海を取り巻く自然・社会環境を知る実践です。
基地返還に伴い進む工事で海に土が入っているイノーで淡々と海の事実を語る鹿谷さんと海を散策します。
フィールドワークの終わりになって、参加されたある先生が「基地があることで海が守られてきたって皮肉だね」とつぶやかれました。
実は鹿谷さんから前もってこの課題についてお話をいただいていました。
イノーでの生き物観察から、地元の自然・社会・文化・歴史を問い直しが導かれます。
こうした実践から私は、海を知り、子ども・学校教育・地域・社会文化と関われる支援者の役割の重要性を学ぶとともに、教育的意義の理解を促すことの必要性を感じました。

都市開発としての道路工事が優先か、それとも、自然保護か。
難しい問題です。浦添市湊川小学校では、「かーみーじー探検隊」としてこの課題に総合的な学習の時間を通して、取り組みました。
案内をしてくださった鹿谷さんはこの学習の支援者です。(しかたに自然案内)
取組の詳細は、「しかたに自然案内」のウェブサイトにて紹介されています。

美しいだけではない。
沖縄の海からはたくさんのことを学びました。

※取組などについては、シンポジウム、教育方法学会にて海洋教育の事例として一部を紹介しています。
※写真はイノー観察の様子。広がる海に、前日の鳥羽との海との違いに驚きました。

20110807-657.png